
Nishida

西田 寛(にしだ ひろし)
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大阪府立大学経済学部卒
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私立大学法科大学院卒
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司法試験合格(弁護士)
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東証一部上場企業勤務経験あり
多くの経験を持つ西田(弟)アドバイザー;
大阪府立大学経済学部を卒業後、1部上場企業に
就職するも、政府の法曹改革政策案に乗じ弁護士になることを決意。この政策により、法科大学院を卒業しなければ司法試験が受験できなくなり、実家の近くにある法科大学院を目指すことにした。経済学部から法学部ということで、全く分野が異なっており、かなり苦労したが、会社に勤務しながら1年間受験勉強に励んだ。
結果は、見事合格しました。
しかしながら、大学院に入学したという事実だけで、目標の司法試験に合格したわけでもありません。
当時の新司法試験では、3回不合格になると改めて大学院に再入学しなければ、新司法試験受験資格を得られないと言った非常に厳しいものであった。(当時、受験生の間では、3振
3アウトチェンジと言われていた)
法学未修者コースということで3年間の法科大学院生活と卒業後3回まで(5年間に3回まで受験可能)の新司法試験受験可能期間を考えると最短でも今後6年を費やすこととなる。(最長では、トータル8年だ)
1度大学を卒業しておる為、既に4年間の月日が流れており、今回を含めると学生生活10年という長い道のりである。
人生に例えれば、合格するかどうかも分からない司法試験に対し、20代(または、30代でもいい)をすべて費やすものだ。私が、父親ならそんなことはやめたほうがいいというかもしれない。既に経済学部を卒業して働いているのだから、その会社で、社長になれないまでも、支店長を目指した方がいいというかもしれない。
しかし、彼は違ったのです。文系でありながら物理学が得意であった彼は、次のように考えたのです。
物理学の試験では、設問にたびたび注釈が入っている事に注目しました。
“糸の重さは無視してよい”
“空気抵抗は、考えなくてよい”などである。
また、幼少の頃から、読書が好きだった彼は次のようにも考えました。
“事実は、小説より奇なり”とよく言われている。
“そうだ!”彼は、ひらめいた。“そうだったのか!”
見事、新司法試験に合格した彼は、現在、事務所を構え、
法を侵された被害者の為、日々戦っている。